キッチンのバリアフリー化で車椅子でも使いやすく
車椅子でも使いやすい住宅であれば、車椅子をご利用されている方にとってはもちろん、足腰が弱くなってきたお年寄りにも安心です。
年取って体が不自由になってきた人にとって、日常生活を誰にも気兼ねせず自分でできるのはとても大きな意味があります。
バリアフリーキッチンにリフォーム
キッチンは利用頻度が高いため、リフォームを機にバリアフリー化を検討するのも良いでしょう。
ここでは基本的なことをご紹介しますが、実際のプランの際はすべてを使う人の状態や希望に合わせて考えることが大切です。
バリアフリーのキッチンとは
バリアフリーのキッチンとは、全ての操作が座ったままでもできるキッチンのこと。
例えば、吊り戸棚はボタンを押して位置を調整したり、キッチンの高さが座った状態に合わせられているため座りながら料理したりできるようになっています。
キッチンをバリアフリー化すれば、足腰が弱くなった方や車椅子でも、他の人の手を借りずにご自身ですべて作業できるようになります。
座ったままで使いやすいキッチンにするには
スイッチを手元にまとめる
車椅子から立ち上がったり、高いところまで手を伸ばしたりするのは難しいですよね。
換気扇や吊り戸棚など、スイッチやリモコンはすべて手の届く場所に集めましょう。
お風呂の給湯器のパネルもキッチンに設置されている場合が多いと思いますが、こちらも手の届く高さに設置するとより使いやすいです。
キッチンカウンターの下を空ける
車椅子での作業を考えると、キッチンカウンターの下には膝が入る空間を設ける必要があります。
そのため、扉付き収納は設置せず、排水パイプも奥や脇に配置して足を入れる空間を確保しましょう。
浅いシンクにする
深いシンクは底の部分が膝に当たってしまいますし、排水口にも手が届きにくくなります。
さらに、水を出したり止めたりできるセンサーを手前につけておくと、手を伸ばす必要がなくなり使いやすくなります。
カウンターの高さ
座って作業する場合のカウンターの高さは、使用する人によりますが、概ね70~80cm。
立って作業するカウンター(80~95cm)より低くする必要があります。
作業台の高さを変えられると、立っても座っても使えるので便利です。
多世帯でお住まいの場合は、足腰が弱い方や車椅子の方用のミニキッチンを別に設置するのもおすすめです。
キッチンのバリアフリー化まとめ
車椅子にも対応できるキッチンリフォームについてご紹介しました。
お風呂、トイレもそうですが、水回りのことが自分のペースでできるとやはり自立した生活ができ心にもハリが生まれます。
ゆい工房には福祉住環境コーディネーターが在籍、介護リフォームの実績も多いので、知識と経験を生かしてアドバイスします。
さらに、手すりなどの介護を目的としたリフォームには補助金や介護保険が適用されますので、そんな知識もしっかりとご共有。
ただ工事をするだけでなく、ご家族が安心して快適に暮らせるよう精一杯考えてお手伝いします。
どうぞお気軽にご相談ください。