企業のパワーアップは誰のため?

社長の本音コラム

当社は昨年から肉体改造をしております。
企業が行なう肉体改造とはなんですか?ということになるかと思うのですが、従業員をパワーアップさせることが肉体改造ということになります。
お客様からしたら当社の従業員がパワーアップしようとしまいと、そんなことはどうでもよい話だと思います。
単に意味のない課題を従業員に課してしまっても時間を無駄に使うことになるので、最終的に『肉体改造=お客様の利益』というカタチに繋げていかなければやっている意味がありません。
そのパワーアップとは具体的に何かということになりますが、これは昨年秋のコラムでも少し触れた『ゆい工房を専門化集団にする!!』というものです。
一例を挙げるとリフォームスタッフは全員二級建築士になってもらう。不動産スタッフは全員宅地建物取引士になってもらうというもので、従業員に取得してもらうための資格はその他にも外壁診断士や電気工事士など…お客様の利益に繋がる専門資格は取得を目指していきます。
この状態は前々から目指していたことなのですがなかなか前に進みませんでした。
資格取得はスタッフ個人に備わる資格ですから、資格取得に費やすお金は個人負担、勉強する時間は就業外のプライベート時間を活用するというのが一般的だと思うのですが、この考え方が結果的に従業員のチャレンジのハードルを上げていたのだなと思いましたので、学費は全額会社負担、授業も就業時間内に通うとし、会社としても肉体改造実現に向けて全力で応援しています。
こういうことをあえてこの場で発信することには意味があり、資格取得を目指すスタッフたちには気合を入れることにも繋がりますし、既に資格を取得しているスタッフたちには良い意味でのプレッシャーになります。
何事もそうですがマンネリはよくありません。
『現状維持は退化である』という考えの元、頭やカラダに常に負荷を掛けながら個人的にも新陳代謝を図っていく一年にしていきたいと思っております。
それでは本年もゆい工房をよろしくお願いいたします。

渡辺陽一
渡辺陽一