増税前にリフォームすべき?増税とリフォーム契約のタイミング

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リフォームを検討されている方にとっては、増税による負担は避けたいところですよね。
では単純に増税前に引渡しとなるよう、今すぐ動くべきか?考えてみましょう。
2018.12.23 次世代住宅ポイントについて追記しました

増税

新潟でリフォームするならいつ?増税とリフォーム契約のタイミング

2019年10月1日から消費税率が10%になりますが、契約のタイミングによっては、8%が適用される場合も。
新潟でも全国でもそのタイミングは同じですが、4月には新潟市のリフォーム補助金情報も発表されるので、そちらも併せて検討しましょう。

増税の半年前までの契約に経過措置がある

~2019年9月中(増税前)の引渡し

税率8%
「契約」ではなく「引渡し」であることに注意してください。
9月30日までに工事が完了し引き渡しされれば、消費税率は8%です。

2019年10月~(増税後)の引渡し

税率10%
「契約」ではなく「引渡し」であることに注意してください。
9月30日までに「契約」が済んでいても、引き渡しが10月1日以降になる場合は税率は10%です。

10月以降の引渡しでも、3月中に契約してある場合

税率8%
2019年3月31日までに工事の請負契約が済んでいる場合は引き渡しが10月1日以降になっても8%税率が適用されます。
大規模なリフォーム工事では契約から引き渡しまで半年近くかかることも珍しくないため、このような経過措置がとられます。

リフォーム契約の経過措置

増税でリフォーム費用はどれくらい変わる?

消費税が8%から10%になると、リフォーム費用にはどれくらい響くのでしょうか?
工事の規模で見てみます。

工事目安費用税額(8%→10%)
お風呂(ユニットバス)の入れ替え100万円8万円→ 10万円
水廻り(風呂・トイレ・キッチン)と内装500万円40万円→ 50万円
フルリフォーム(全面改修)1,000万円80万円→ 100万円

増税の差額は数万円~

リフォーム費用はやはり高額になりますので、2%の増税が数万円の差になります。全面改修のような大規模な工事では20万円近くの差。これは決して小さい金額ではありませんね。

では大きい工事を検討している人ほど、急いでリフォームしたほうがいいかというと、単純にそうとも言えません。

増税後は軽減措置がある

住宅の取得やリフォームのように、増税によって金額負担が大きく変わるものについては、負担を軽減する措置が取られます。
2014年に5%から8%に増税したときをご記憶かと思いますが、今回も同じような軽減措置が取られる見込みです。

リフォームと増税

増税で税率5%から8%になった時は

2013年から2014年にかけては、増税による費用負担を平準化するために省エネエコポイントや住宅(リフォーム)ローン控除額の拡充、固定資産税の減免が実施されました。
これらの軽減措置は、「一定の省エネ基準を満たしている」対象に対して行われました。

増税時に軽減措置があるのはなぜ?

駆け込みによる増税後のトラブルや消費の冷え込みを防ぐと同時に、エネルギー効率の良い高性能の住宅を優遇して、家庭から出る二酸化炭素の排出量を減らそうという狙いがあります。

今回の軽減措置は大きく3つ

  • 次世代住宅ポイントの創設(リフォームで最大30~45万ポイント)
  • 住宅(リフォーム)ローン控除期間の延長
  • 住まい給付金の給付額の引き上げ・所得層の拡充

他にも、贈与税の非課税枠の拡充(非課税枠を最大1,200万円から最大3,000万円に引上げ)など。

増税による消費の冷え込み

増税の負担軽減措置は今後の情報をチェック!

大規模リフォームを検討している人ほど、軽減策の恩恵も受けられますから、必ず情報収集してください。

負担軽減措置について詳しくは> どうなる?増税後のリフォーム 支援策まとめ

2018年12月23日追記
消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策として、「次世代住宅ポイント」の創設が発表されました。
報道発表資料:住宅の新築やリフォームをお考えの皆様へ、次世代住宅ポイント制度を創設します!
~平成31年度当初予算案 消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策~ – 国土交通省

以前実施されたものと違って、食洗機など家事負担を軽減するためのリフォームや、若者・子育て世帯が中古住宅を購入してリフォームするような場合にもポイントが付与されます。
※制度の実施は、平成31年度予算の成立を前提としています。予算成立までは変更があり得ることにご留意ください。

増税時の駆け込み注意

増税前の駆け込みでおきたこと

少しでも損をしたくないということで、増税の前には駆け込み需要が増えます。
5%から8%に増税したときには、駆け込み需要で下記のようなことが起こりました。
これから増税前にリフォームを考えている方は、こういったこともあることを考慮しておくといいかもしれません。

対応に時間をかけられない

需要が集中するということは、リフォーム業者側からいうと「一件にかけられる時間が少なくなる」ということ。
打合せの時間が不足し、打合せ日時が希望通りに取れず、スムーズに進まない例がありました。

新潟でも増税前にリフォームの職人が足りなくなった

駆け込み需要によりリフォーム工事の現場が増えても、職人さんが急に増えるわけではありませんから、当然足りなくなります。
それにより、契約しても着工まで順番待ちになったり、着工から完工まで時間がかかったりするということがありました。

新潟でも増税前に資材の不足や値上がりがあった

建築資材の生産が追いつかず、着工まで時間がかかったり、資材の価格が上がったりということがありました。ただ、資材価格は年々高くなっていますから、駆け込み需要後に下がるという保証はありません。
実際2018年末~2019年3月にかけて値上げをアナウンスしている建材メーカーがいくつかあります。

増税で慌てないために

ちゃんと情報収集していれば慌てずに済みますから、情報収集と並行して「リフォームが本当に必要か」「具体的にリフォームでどうしたいか」をよく考えましょう。

増税に踊らされずによく考える

情報収集とプランはお早めに

増税になるなら早くリフォームしなきゃ、となる気持ちは当然あると思います。
でも、よほど緊急で修繕が必要でない限り、リフォームはじっくり検討して行うもの。今後のライフプランも考える必要があります。

増税の前に-新潟ならゆい工房相談会へ

どこをどうリフォームするべきか、それにはどれくらい費用がかかるかは、なかなか見当がつきにくいものです。
プロに相談したほうが、情報を早く把握できます。
ゆい工房の無料相談では、希望を叶えるためにどんな工事が必要か、どんな工事が補助金の対象になるか、増税の軽減措置の情報などもわかりやすくご説明します。
相談したからといってゆい工房で契約しなくてはならないようなことは一切ありませんので、ご安心ください。
早めの情報収集のためにも、信頼できるリフォーム業者に一度ご相談ください。

ゆい工房スタッフ ゆい工房 佐藤 勝

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よくある質問

ローンの金利は低いほうが当然いいですよね?

はい、ただし気を付けていただきたいことがあります。
融資手数料と、団体信用生命保険の内容を必ずチェックしてください。
金利が低い商品は、融資手数料が他より割高に設定されていたり、ローンに付随する団体信用生命保険の補償内容が十分でなかったりする場合がありますので、金利以外の項目も比較検討しましょう。

ローンの手続きも手伝ってくれますか?

信販ローンの取り扱いをしておりますのでご相談ください。また、銀行のローンプランも個別にご提案させていただきます。