実際にゆい工房が手掛けたリフォーム事例をご紹介しながらご案内します。
リフォームとリノベーション
リノベーション(renovation)には「更新、革新、刷新」等の意味があります。
例えば新潟の「沼垂テラス」のように、長屋をおしゃれなカフェやお店にリノベーションするような、既存のものを更新して「新しい価値をつけること」をリノベーションといいます。
リフォーム(reform)は「改正、改心、世直し」等の意味があります。
例えば古くなった部分を直したり、汚れたクロスを張り替えたりすることがリフォームに該当します。
ただ、一般的には間取りの変更を伴うような比較的大きな改修のことをリノベーションということが多いです。
フルリフォーム=大規模リフォーム=リノベーションと考えて良さそうです。
リノベーションの規模や費用
ゆい工房が実際に担当させていただいたリノベーション工事の事例を見ながら費用をざっくりご案内します。
リノベーション事例
水まわりとリビング
築30年、水まわりをまるごと交換、LDKのフルリフォーム
内容 | 費用 |
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キッチン、システムバス、洗面台の入れ替え、キッチン収納の設置、キッチンまわり・勝手口の間取りの変更など | 約700万円 |
骨組みだけ残してフルリノベーション
築40年の広い二世帯住宅をスケルトンにして断熱リフォーム
内容 | 費用 |
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キッチン、バス、トイレ、洗面台の入れ替え、間取りの変更、骨組みを残して解体し家全体の断熱化、手すり、段差の解消などバリアフリー化、耐震補強、階段の改修など | 約2,500万円 |
中古住宅を購入してリノベーション
中古住宅を購入してリフォームする人が、最近とても増えています。
新築物件と中古物件の価格を比較した場合、同様の立地や広さならば中古物件の方が一般的には低価格。
その物件を自分に合わせてリノベーションすれば、新築では実現できなかった低価格で理想の住まいを手に入れることができます。
ゆい工房には不動産を扱う部門もあり、中古物件と一緒にリノベーションプランをご提案しています。
>中古を買ってリノベ!費用を含む実例インタビュー
※ゆい工房不動産事業部のサイトに移動します。
リノベーション工事以外の費用
数週間~数ヶ月かかるような大きな工事の場合、工事費用以外にも下記のような費用がかかりますので、資金に入れておきましょう。
- 引っ越しを伴う場合は引越し費用(2回分)
- 仮住まいの家賃。賃貸契約が工事期間だけで済まない場合もあります。
- 家財道具を一時保管する場合は、レンタル倉庫などの費用。
- 新しく出来た空間に入れる家具や家電の購入費用。
住みながらリノベーション、リフォームできる場合もありますので、これらはすべての方が絶対必要というものではありません。
しかし工事の内容とご家族の状況次第で必要になってくるものです。
「うちの場合どうなのか?」は、現地調査と具体的なプランの方向性を決めないとなかなかわかりません。
だからこそ、早めにご相談いただいて、じっくりご家族で話し合う時間を作ることが大切です。
リノベーション・フルリフォームのメリット・デメリット
「骨組みだけにするくらいなら、いっそ新築(建て替え)のほうがいいのでは?」と思いますよね。
現地調査次第では、リノベーションより建て替えをご提案する場合もあります。
リノベーションと建て替え、それぞれにメリットがありますので、ご家族の状況とあわせて考えましょう。
リノベーションのメリット
新築よりは費用を抑えられる
新築にする場合は基礎や主要構造部もすべて解体・廃棄しますので、解体・処分料だけでも多くかかります。基礎や構造部を残すリノベーションは、相対的に費用が安く済みます。
新築より工期が短い
活用できるところは残して活用するので、上記と同じで、工期も短くて済みます。
ただし、住みながら工事をする場合は家の中のエリアごとに作業を進めます(いっぺんにできない)ので、工期が長くなりがちです。
住みながら工事できる
工事箇所ごとに工期をずらすことで、住みながら工事できます。引っ越しや仮住まいの負担はなかなか大変ですので、大きなメリットと言えます。
新築するより各種税金が安い
新築の場合は各種税金(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税など)がかかります。
新築ができない、制限がある土地
建築基準法により、解体すると新築できない(狭くしか建てられない)場合がありますが、リフォームならそれを避けられます。
リノベーションのデメリット
補修費用高くなる場合がある
傷みが激しく修繕に手間と費用がかかり、いっそ建て替えにしたほうがいい場合もあります。しっかり調べてご説明しますので、よく検討しましょう。
全く違う作りにはできない
元の建物の基礎や構造を使うわけですから、それに準じる形になります。
耐震など家の強度に不安が残る
もちろん補強は可能ですが、一から新しく作るのとでは違います。ただ、屋根や外壁材を軽いものに交換するなどで耐震性を上げることはできます。
追加費用がかかる場合がある
もちろん事前によく調べますが、主要構造部にシロアリが発生していたことが解体してから判明するなど、後からわかって追加工事が必要になる場合があります。
事前調査をしっかりと行います
リノベーション、リフォームは既存の建物を活かすので、現在の状態がどうなっているかの確認が非常に大切。特に配管部、柱や梁等の主要構造部の状態によって、この後どんな修繕が必要でどんなリフォームが可能かを組み立てます。
ただ、どんなに詳細に調べても、スケルトン(骨組みだけ)にしたときに主要構造部の傷みやシロアリの発生が発覚するなど、予期していなかったことが起こる場合がありますので、余裕を持ったプランを立てることが大切です。
ゆい工房はしっかりお客様と向き合います
大規模リフォームは新築と並ぶくらい大きなお買い物です。
後悔のないリフォームのために、ゆい工房はしっかりお客様と向き合います。
私たちがリフォームで目指すのは、お悩みの解決だけではなく、安心して笑顔で毎日を送っていただけること。
だからメリットもデメリットもしっかりご説明して現状をご共有、お客様の理想やライフスタイルを理解した上でお客様と一緒に考えます。
リノベーションを検討するなら具体的な情報収集を
増改築やリノベーションの目的は、機器や設備、仕上がりがきれいになることだけではありません。今のお住まいの根本的なご不満を解消し「より良い暮らし」を実現します。
そのために大切なのは、「うちの場合はどうなの?」ということです。
Webで事例をみたり情報収集をすればある程度のことはわかりますが、「うちの場合はどうなのか」は結局わかりませんよね。
ゆい工房ではほぼ毎月相談会を開催しておりますので、お気軽にご利用ください。資金やローン計画、補助金のご相談もご対応します。
見るだけ、聞くだけでも大丈夫。私たちはどんな形でも地域の方のお役に立ちたいと考えています。
ゆい工房 佐藤 勝